神戸市東灘区、岡本、摂津本山にある心療内科、精神科の佐々木医院

うつ病について

月経前症候群

月経前の10日から2週間だけにうつ症状が強く出てきて、
月経開始とともに症状が軽減、消失する特徴があります。

月経前症候群の詳細はこちら

うつ病

うつになると物事の捉え方が変わることがあります。
仕事を頑張って続けていたのに、理由なく仕事が嫌になったり、「嫌われている」「迷惑をかけている」と感じて、上司やスタッフと関わりたくなくなり、「やめるしかない」と考えることがあります。

しかし、うつが改善すると捉え方が変わり、
どうして以前は悪く考えていたのだろう
今なら以前のように働けそうだ
と感じる場合があります。

好発年齢は20代〜30代ですが、中高年での発症も多いです。
身体の症状として、朝早くに目覚める午前中にしんどさを感じる、食欲の低下体重の低下性欲の低下があらわれます。

うつ男性

不眠、食欲、体重の低下が特徴的ですが、
逆に過眠(眠りすぎる)過食体重増加になることがあります。

うつ女性
他には頭痛、頭重感、めまい下痢 / 便秘などの症状が多いです。

便秘女性

エネルギーがなくなり、今まで楽しめていたものに喜びを感じなくなりイライラ感、自分を責める自責感(じせきかん)集中力の低下焦燥感(そわそわと落ち着かない)を感じます。
人によっては、死や自殺のことを繰り返し考える、自殺を試みる、
貧困(ひんこん)妄想(お金がないと思い込む)
罪業(ざいごう)妄想(罪を犯したと思い込む)
心気(しんき)妄想(大きな病気にかかったと思い込む)
なども生じることがあります。
重症化すると自発的に動けなくなり、じっとしたままで話すこともできなくなり、無言無動と呼ばれます。


治療がはじまると通常は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、
2〜3ヶ月程度で病気の前の状態まで良くなって、寛解(かんかい)状態となります。
その後、半年間寛解状態が続くと回復したと考えます。

笑顔
しかし、この期間に約50%が再発すると言われているため注意が必要です。
薬の内服がきちんと守られない、休養がとれない、食事がとれない、自殺の危険性が切迫した状態などがあれば入院治療が必要になることもあります。

うつ病の原因

身体因性うつ
脳や身体の病気が原因である場合身体因性うつといい、
器質性(きしつせい)うつ病は脳梗塞(のうこうそく)や脳出血、脳腫瘍(のうしゅよう)など脳の病気が原因で起こり、
症状性(しょうじょうせい)うつ病は糖尿病、胃がん、大腸がんなど身体の病気やそれを治療するための薬が原因になると考えられています。


内因性うつ
特にうつの理由が思い当たらない場合を内因性うつといいます。
うつだけを繰り返す単極性(たんきょくせい)うつ、エネルギーに満ちあふれる躁(そう)状態と、それとは逆のうつ状態を繰り返す双極性(そうきょくせい)うつ、秋、冬に抑うつ症状が再発し、春、夏に症状が自然に軽くなる季節性うつや老年期になってからなる退行期(たいこうき)うつ などが内因性うつと呼ばれています。


心因性うつ
精神的負担になったと考えられる明らかな原因がある場合は心因性うつといい、
社会的立場や人間関係上の葛藤や心理的ストレスが原因で起こる神経症性うつ、過労、疲労、心理的ストレスが長期間にわたり積み重なると生じる疲弊性うつ、精神的なショック(転居、別離、失敗、大災害、家庭内問題、経済的問題など)が突然やってくることで起こる反応性うつに大きく分けて考えられてきました。

うつ病の治療

十分な休養、睡眠、食事、安心感や
ご家族からのサポートがとても重要です。
そして薬も症状の改善をサポートします。


躁(そう)とうつの波がある方や薬が効きにくい場合は
気分安定薬や抗精神病薬を補助のため使用することがあります。
他、光照射療法、断眠療法など提案する場合もあります。


治療開始後、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら少しずつ改善することが多いです。

焦らずじっくりと治療を受けられることが重要です。

笑顔


また、当院では自立支援の制度を利用していただけます。
治療は長期間行うことが多いため、制度のご利用についてもお気軽にお尋ねください。



初老期 / 更年期(閉経期)/ 退行期うつ病

約50歳から65歳までの期間に起こるうつ病をこのように表現することがあります。
65歳以上は老年期うつ病とも言います。

20歳代に起こるうつ病と特徴が違い、意欲低下や抑うつ気分が目立たず、逆に身体の症状が目立つために周囲からうつ病として認識されにくく、仮面うつ病と呼ばれます。
このタイプのうつ病は自殺リスクが高く注意が必要です。

家庭内や社会的な責任が最も高くなる時期でもあり、親しい人との別れ、病気や死に対する恐れ、周囲からの孤立など生活環境の変化が起こることが原因と言われていますが、原因がわからないこともあります。

体調不良
症状は身体各所の痛み(頭、腰、舌の痛み)、消化器症状 (お腹の不快な感じや食欲不振)、自律神経症状(すっきりしない便通、頻尿など排泄に関わる症状、耳鳴り、めまい、ふらつき、手足のしびれ、地震酔いなど)が主です。

生涯を通してではなく、最近になって上記のような症状が出現した場合はうつ病を疑います。
甲状腺疾患、心筋梗塞、悪性腫瘍などの病気にかかった後からうつ病を発症することも多いため注意が必要です。

表情は苦しみ悶えるような様子となり、依存的で子供っぽい仕草や口調がみられるため、周囲の人たちが振り回されることがあります。次第に家族も真剣に取り合わなくなり、なおさら希死念慮が出現しやすくなります。

妄想

微小妄想が特徴で自分を過小評価し、物事を悪い方ばかりに解釈して取り越し苦労をします。
何事にも悲観的で将来に希望もなく、「生きていてもしょうがない」とむなしさを訴えます。
微小妄想の中でも貧困妄想、心気妄想が多いようです。

貧困妄想

実際には経済的に心配がないのに、「家業に失敗して土地、財産を手放さねばいけなくなる」
「家族が路頭に迷う」などと信じ込みます。

心気妄想

自分の身体的健康に対する過小評価で、「自分が回復不能の重病にかかっている」
「もう助からない」などと繰り返して言います。

罪業妄想

過去の小さな過ちを悔やみ、仕事の失敗をすべて自分のせいであるとして自分を責めます。

うつ病の治療

十分な休養、睡眠、食事、安心感や
ご家族からのサポートがとても重要です。
そして薬も症状の改善をサポートします。


躁(そう)とうつの波がある方、薬が効きにくい方、妄想や焦燥(しょうそう)が強い場合は
気分安定薬や抗精神病薬を使用することがあります。
他、光照射療法、断眠療法など


治療開始後、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら少しずつ改善することが多いです。

焦らずじっくりと治療を受けられることが重要です。

笑顔


また、当院では自立支援の制度を利用していただけます。
治療は長期間行うことが多いため、制度のご利用についてもお気軽にお尋ねください。


お一人で悩まれずにお気軽にご相談ください。
電話番号:0784535700
(電話による診察はしておりません。)

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