不安障害について
パニック障害
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社交不安障害/社会不安障害(SAD)
10代半ばに初めて起こることが多く、性別は関係ありません。
人前で①話をしたり、②字を書いたり、③飲食したり、④面談時に、
声や手が震えるのではないか
顔がひきつるのではないか
他の人に気づかれて恥ずかしい思いをするのではないか
と心配になります。
そのため、そうした状況を避けようとし、どうしてもそうした状況を避けられない場合は非常に強い苦痛を感じるため、学校生活、仕事、婚姻など、日常生活全般に支障が生じます。
社交不安障害/社会不安障害(SAD)の身体症状
顔面の紅潮、動悸(どうき)、不安
手足のふるえ、声のふるえ
胃腸の不快感、下痢(げり)
緊張、発汗、パニック発作
対人恐怖(自己臭恐怖、自己視線恐怖、身体醜形障害など)との関係
自分の体から不快なにおいが出て周囲の人に迷惑をかけているのではないか
自分の視線がきつくて周囲の人に嫌な思いをさせているのではないか
など、自分の身体的特徴が他人に不快感をあたえているのではと悩まれます。この対人恐怖は社交不安障害/社会不安障害(SAD)となんらかの関連があると考えられています。
社交不安障害/社会不安障害(SAD)の原因
脳にある、扁桃体という部分が必要以上に活動していることが原因ではないか、幼少期からの発達過程に要因があるのではないかと考えられていますが、はっきりとはわかっていません。
社交不安障害/社会不安障害(SAD)の特徴
症状が強く、長引くことで他の不安障害やうつ病にかかってしまったり、症状を少しでも和らげるためにアルコールを利用し続けて、アルコール依存症になる場合が多いと言われています。
社交不安障害/社会不安障害(SAD)の治療
お薬を適切に使い、症状を和らげるよう調整します。
できるだけ症状を早くやわらげて、日常生活、社会生活を自分らしく行動できるようにサポートさせていただきます。
一人で悩まず、お早めにご相談ください。
全般性不安障害(GAD)
20歳前後で発症することが多く、女性は男性の2倍なりやすいと言われています。
生物学的な原因はいまだにわかっていません。
不安や心配の原因は特定のものがあるわけではなく、
「家庭」、「仕事」、「学校」、「近所付き合い」、「地震などの天災」、「戦争」
などあらゆるものが対象になり得ます。
さらにこういった不安や心配は自分自身ではコントロールができず、症状は長期間にわたって継続するため、日常生活や社会生活に支障となっていきます。
全般性不安障害(GAD)の身体症状
頭痛 頭重感 頭の圧迫感 しびれ感
そわそわする感じ
もうろうとする感じ
めまい感 船酔いする感じ
手足の熱感、冷感
動悸(どうき)
便秘
オシッコが近い
全般性不安障害(GAD)の精神症状
注意力散漫、記憶力低下
根気がなく疲れやすい
イライラしやすい
取り越し苦労が多い
悲観的になり他人と会うのが煩わしい
寝付きが悪い 途中で目が覚める
「もしこうなったらどうしよう」「ああだったらどうなるのか」など将来への不安、心配を常にもつため予期不安と呼ばれています。
症状が長期にわたって続くために日常生活はもちろん社会生活にも影響が出てきます。
「こうでなければならない」「ああしなければならない」など完璧主義な方が多い傾向があるため、生活を見直したり、薬を適切に使用したり、症状の対処方法を見つけられることで症状を少しでもやわらげていきましょう。
一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
また、当院では自立支援の制度を利用していただけます。
治療は長期間行うことが多いため、制度のご利用についてもお気軽にお尋ねください。
お一人で悩まれずにお気軽にご相談ください。
電話番号:0784535700
(電話による診察はしておりません。)